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「数字では見えない“声”を成果に変える」—動画リサーチとコミュニティが拓くマーケティングの未来

「数字では見えない“声”を成果に変える」—動画リサーチとコミュニティが拓くマーケティングの未来

2025.9.11

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  • イベントレポート

市場環境が激しく変化するいま、“売れる商材”を生み出す鍵は、顧客のリアルな声をどう掴み、どう活かすか。

パートナーサクセス株式会社、株式会社ジー・サーチ、コミューン株式会社と共に開催した本ウェビナーでは、まさにその最前線が語られました。

数字では見えない「無意識の行動」を捉える

最初に登壇したのは、株式会社ジー・サーチの室井氏。紹介したのは、ユーザーが自撮り動画で参加する「セルフ動画型リサーチKnockOnExploration」。

従来のアンケート調査では拾いきれない“リアル”を映像から掴み取れるのが特徴です。

事例として紹介されたのは王子ネピア様。ユーザーの行動を観察した結果、「ゴシゴシ拭く派」と「丁寧に拭く派」という生活スタイルの違いが浮かび上がり、プロモーション設計の改善につながりました。

他にも「冷蔵庫の中に競合製品がある」「無意識の習慣が映り込む」などのエピソードも。動画だからこそ見えるインサイトの重要性に、多くの参加者がうなずいていました。


顧客同士の交流が、自然な声を生み出す

続いて登壇したのは、コミューン株式会社の米山氏。同社が提供するコミュニティプラットフォーム「commune(コミューン)」では、ユーザー同士の会話の中からインサイトが自然に生まれていきます。

・カルビー様:新フレーバーをユーザー投票で決定 → 発売初速は他フレーバー比で30%増

・ベースフード様:「包装フィルムが剥がれにくい」という投稿をきっかけに商品改善

「自分の声が商品に反映された」という体験は、ファンの熱量を高め、SNSでの発信や口コミに波及。コミュニティが単なる情報交換の場を超え、事業成長のエンジンになっていることが語られました。


ディスカッションで見えた“収集と活用の壁”

後半は登壇者によるディスカッション。テーマは「顧客インサイトをどう活かすか」

室井氏は、「定量調査の“20%の少数意見”にこそ改善の芽がある」、米山氏は「コミュニティ成功の鍵は心理的安全性。初投稿にすぐ反応することが大切」とコメントしました。

「中小企業でも実践できるか」「一人の声をどう扱うか」といった参加者からの質問にも、具体的なアドバイスが返されました。

小さな声の積み重ねが、大きな改善と成果につながる——まさに実務に役立つ示唆が共有されました。


顧客の声を成果に変える3つの実践ポイント

本ウェビナーで特に強調されたのは、“声を集めるだけでは不十分”という点です。成果に変えるには以下の3つが鍵になります。

  1. スピード感:動画リサーチやコミュニティを活用し、素早く声を収集・分析する。

  2. 共有と可視化:部署や役割を超えてインサイトを共有し、組織全体で意思決定に活かす。

  3. 小さな改善の積み重ね:一人の声であっても無視せず、試験的に改善に反映する姿勢。

登壇者からも「一つの声が新しい商品や施策の突破口になる」という具体例が数多く示され、参加者にとって明日からのアクションに直結するヒントが提示されました。


今後の展望

ジー・サーチ

動画リサーチはまだ新しい領域。室井氏は「定量データが主流の中で、無意識の行動や表情を拾える動画調査は、今後さらに活用シーンが広がる」と強調しました。
特に、商品開発の初期段階での仮説検証定量調査の補完としての利用が増えていく見込みです。
「小さな違和感から大きな改善へつなげられる可能性がある。顧客の声を拾う文化を広げたい」と締めくくりました。

コミューン

米山氏は「コミュニティはファン育成や既存顧客の定着に留まらず、商品開発の共創マーケティングDXの基盤へと進化していく」と語ります。
今後は、ユーザーの声を拾うだけでなく「ユーザーと一緒に作る」段階へ。
カルビーやベースフードのように、ファンの声をダイレクトに商品へ反映する仕組みをさらに多くの企業で実現していきたいとの展望を示しました。


声が変える、次のマーケティング

今回のウェビナーは、単なる情報提供にとどまらず、参加者自身が「やってみたい」「試してみたい」と感じられる熱量あふれる場となりました。
顧客の声をどう拾い、どう成果に変えるか――その本質を掴んだ瞬間、マーケティングは数字以上の力を発揮します。

次回はどんな“声”が飛び交い、どんな新しい気づきが生まれるのか。期待感を一層高める締めくくりとなりました。


登壇者プロフィール

室井 英人 氏
株式会社ジー・サーチ
データサービス部 シニアマネージャー

米山 翔太 氏
コミューン株式会社
SDR営業部 兼 パートナーアライアンス部 統括部長

秋國 史祐
パートナーサクセス株式会社
執行役員COO


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編集後記|“声”は数字に負けない重要な資産

今回のウェビナーで改めて感じたのは、顧客の声は「データ」ではなく「資産」だということ。動画から読み取れる無意識の行動も、コミュニティで交わされる日常的な投稿も、企業にとって次の一手を決める道しるべになります。

「一人の声」をどう活かすか。そこに真剣に向き合える企業だけが、変化の速い市場で成長を続けられるのではないか。
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