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経費精算システム「Spendia」が描く“業務フィット型”SaaS──標準化に寄せず、業務にシステムを合わせる新しい発想

経費精算システム「Spendia」が描く“業務フィット型”SaaS──標準化に寄せず、業務にシステムを合わせる新しい発想

2025.11.21

  • 紹介マーケット

毎月の経費精算──「面倒」「時間がかかる」と感じる社員は少なくありません。特に大企業では業務要件が複雑で、既存システムが現場にフィットしないケースも多いのが実情です。
そんな課題に応えるべく、TIS株式会社が開発したのがクラウド経費精算サービス Spendia(スペンディア)。今回は、同社エンタープライズサービス事業部の安井様と、田中様にお話を伺いました。

Spendiaの詳細はこちら

創業50年以上のSIerが挑む“業務フィット型”SaaS

TISは1971年創業、金融を中心とした基幹システム開発やERP(Enterprise Resource Planning)の導入支援で実績を積んできました。その経験から「標準化されたERPでは現場の使いやすさを満たしきれない」という課題意識が生まれ、エンドユーザーの営業の方、会計担当者、すべての皆様の使いやすさというのを追求するために立ち上げられたのがクラウド経費精算サービス Spendiaです。従来は個別開発やSIが中心で、クラウド型SaaSは社内でもまだ珍しい存在であります。

サービス名の由来:「Spend(費やす)」と「Utopia(理想郷)」を組み合わせ、煩雑な経費精算を理想の体験に近づけたいという思いを込めています。

サービス概要

  • クラウド型の経費精算サービス

  • 出張・交際費・個人立替経費・請求書支払・仮払に対応

  • 電子伝票の申請~承認ワークフローを標準機能でカバー

  • 豊富な外部連携:乗換案内、OCR(領収書/請求書)、コーポレートカード、交通系ICカード、出張手配サービスなど

  • スマホアプリでの操作性に注力し、現場利用に強み

大企業要件にフィットするSpendiaの特徴と強み

1. 大企業の複雑要件に“業務フィット”
 ・申請フォームやワークフローを柔軟に設計可能
 ・費用項目を制限なく作成可能
 ・部門単位だけでなくプロジェクト単位での経費管理にも対応
 ・日当の自動計算を開発不要で設定可能

2. 導入スタイルの柔軟
 ・顧客自身によるセルフセットアップも可能(1万人規模の事例あり)
 ・TISのSI力を活かした全面導入支援も選択可能

3. 継続的な進化
 ・2〜3か月ごとのアップデートで顧客要望を反映
 ・AIを活用した伝票自動チェックや自然言語によるルール設定を開発中

“Fit to Company”を掲げるSpendiaの競合との差別化

Spendiaは “Fit to Company(業務にシステムを合わせる)” を実現。大企業特有の“変えにくい業務”に設定ベースで対応できる点が強みです。

  • 地方グループ企業(従業員1万人規模)
    顧客自身でセットアップし、グループ全体に展開。ペーパーレス化と効率化を実現。

  • 製造業(従業員1万人超)
    ERP刷新のタイミングで採用。TISが全面導入を支援し、経費精算プロセスを最適化。

先行サービスが掲げる「Fit to Standard(業務を標準に合わせる)」とは対照的に、大企業特有の“変えにくい業務”に設定ベースで柔軟に対応できる点が最大の強みです。

紹介パートナーに期待するポイント

経費精算はすべての会社員に関わる業務です。現場では「使いづらい」「アナログで困っている」といった声が少なくありません。Spendiaは、そうした課題に寄り添い、技術的な知識がなくても導入・活用しやすい仕組みを備えています。

紹介パートナーの皆さまにとっても、現場の困りごとをきっかけに提案できる心強い商材になると感じました。

【こんな方におすすめ】
・会計・財務・人事系のコンサルティング担当者
・システム導入支援を行うITパートナーの方
・導入実績が増えている建設業や製造業とネットワークを持つ方

今後の展望

  • AI活用による業務自動化の加速

  • 経費精算にとどまらず、他伝票・情報入力を集約する ワークフロー基盤 への拡張

これらの取り組みにより、Spendiaは“経費精算システム”の枠を超え、企業全体の業務変革を支える基盤へと進化し続けています。

登壇者プロフィール

安井 正樹 氏
TIS株式会社 エンタープライズサービス事業部 理事・副事業部長

田中 祥 氏
TIS株式会社 デジタルイノベーション事業本部 エンタープライズサービス事業部
経営管理サービス第2部 Spendia事業推進室 セクションチーフ

永田 雅裕
パートナーサクセス株式会社 代表取締役CEO

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編集後記|変えられない業務をデジタルで救う
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これまでは受託開発やERP導入で大企業を支えてきたTISが「SaaS」という形で提供するSpendiaは、単なる新規事業ではなく “大企業の業務をどう変えるか”という挑戦でもあると感じました。 「業務にシステムを合わせる」というアプローチは導入の難易度を上げる選択肢でもありますが、裏を返せば “変えられない業務こそ、デジタルで救う” という強い意志の表れです。
百社百様の要件をどう共通化し、サービスに還元するかという実験の積み重ね。まさに「老舗SIの知見 × SaaSのスピード感」が掛け合わさった挑戦なのだと思います。

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